漢方Kaonとの出会い。初めての漢方カウンセリング体験

Four-leaf clover

30代から度々悩まされていた頭痛と嘔吐は、病院で診てもらっても「異常なし」と診断されてしまうので、自分なりに健康管理を意識してなんとか折り合いをつけて過ごして来ました。

40代になると、その不調の頻度は増す一方となり、「異常がないはずがない」「謎の体調不良をなんとかしなければ」と、生きていく事を案じるようになっていました。

そして本格的に自分の体と向き合い始めて3年目の2021年になった今年、長年の悩みを解決してくれる先生との出会いが、遂に訪れたのです!

漢方Kaonの樫出先生との出会いは、私にとっては、宇宙の采配の導きのような気がしてならない。なぜって、長年の苦しみを一瞬にして救ってくれた、それほどのことが起こったのですから✨

樫出先生に辿り着いたのは、たまたま姉が観ていたRIKAKOさんのYoutyubeがきっかけでした。

樫出先生のお話の中で、「カウンセリングをしながら、舌を診て、お腹を触診して、足裏〜ふくらはぎを触診して、過去〜現在の心身の状態を見る」とおっしゃった言葉が、私の中のセンサーがビビビッと来たのでした。

こういうことを見てくれるお医者さんを探していた!

早速、予約の電話をしました。が、第2次緊急事態宣言が出た頃で、触診の予約の再開が年越しとなり、2021年2月にようやく予約が可能となりました。

漢方に対するイメージ

お皿の上に並べられた乾燥した3種類の植物
薬膳

漢方は、製薬よりも体に優しい。ただ、症状が治るまでに時間がかかる。というのが、漢方に対しての大まかな印象でした。

内科や皮膚科などで漢方薬を処方してもらうと、なんとなく「よくなりそう」という気持ちになるものでもありました。

自分の体調不良が謎すぎて、五臓六腑の考え方で謎解きを試みたこともありました。

しかし、「漢方薬を飲んで、効いた!」という実感は正直あまりなく、五臓六腑を自分の体調に当てはめて理解しようとしても混乱してきて、良い変化を実感できるような取り入れ方はできず、漢方的体調管理は憧れで終わってしまいました。

また、「漢方をやっている」という人がいましたが、どうやら「漢方薬を飲んでいる」という意味で、生活面で気をつけていることとかは無さそうな、イマイチ漢方が自分の問題解決に直結するようなイメージにはなかなか至りませんでした。

私の憧れる漢方のイメージは、

  • 薬草を煎じて飲んだり
  • 疲労を感じたら朝鮮人参エキスを飲んだり
  • 胃がもたれたら手の親指のツボを針で刺して毒素をだすとか
  • ワカメスープは滋養補給したい時に良い

等といった、生活に根付いた知恵的に取り入れるものでした。

たぶん、祖母の時代まではそういったことが生活の一部として残っていたのを見た記憶があったのでしょう。時代と共に、その教えも薄らいでしまった生活の中で、人間としての根本的な生活の知恵を私の本能的が求めていたのだと思います。

のちに、私が求めていた「人間としての根本的な生活の知恵」とは、「漢方養生のこと」だと分かるのでした。

はじめての漢方Kaon

漢方Kaonの漢方カウンセリングルームは、銀座の「対馬ルリ子女性ライフクリニック」内にあります。

クリニックの待合室を通り抜けてカウンセリングルームがあるのですが、かなり多くの女性が待機していたので、皆さん何かしら不調を抱えているのだな、と思いながらお部屋へ案内してもらいました。

ご案内してくださったスタッフの方が、電話でもメールでも優しく、実際にお会いすると、もっと優しくて、それだけで癒され穏やかな感覚になっていました。

漢方Kaonオリジナルコースの「バイタルフット ヒーリング 」 は、「カウンセリング+フットケア」のコースです。先生が来るまでの間、施術着に着替え、漢方茶を飲みながらすでにリラックスして待っていました。

いざ、樫出先生と対面すると、明るく楽しい人柄に、すでにこれからの時間が楽しみでワクワクした気分になったのを思い出します。

足湯をセッティングしてもらいながら、すでにカウンセリングが始まっていたと思います。

あまりにも自然体で人懐っこい人柄に、初対面なのに、自分の不都合な体調についてあーだこーだ話している自分がいました。

漢方カウンセリング

思うがままに自分の体調不良について話した内容:

生理の1週間前位になると、嫌〜な頭痛が襲ってきて、酷い時は嘔吐もして。

ホルモンバランスが影響してるのか?と思って酷くなる前にお腹を温めるようにしたり、色々気を付けているけど、効果がある時と全く効かない時がある。

何がいいのか毎回違うので、おっかなびっくり体と付き合っている状態。

その頭痛と嘔吐が起こる頻度が生理とか関係なく年々増えて来て、体調が良いと感じられる日が年に数日あるかないかになって来て。

更年期なのか?色々調べてもらって来たけど原因が分からず、大袈裟じゃなく、生きていく自信がなくなって来ている。

今まで色々なお医者さんに訴えても、誰かに相談しても理解してもらえない、という経験が多すぎて、「言ってもしょうがない」という習慣が身に付いて、家族以外には自分についてはこんなに話したことはありませんでした。

しかし、興味を持ってなんでも聞いてくれる先生に途中から困惑が出てきました。

「こんなに自分のこと話しちゃってすいません。」と我に返ったように言うと、

先生は、「もっといろんなこと教えてもらった方が、不調の原因に近付けるからね。」と、

今までとは真逆のカウンセリングに「目から鱗」的衝撃が走り、これまで閉じていた心が開かれいく感覚になりました。

切診・望診

足裏〜ふくらはぎをマッサージしながらカウンセリングが始まりましたが、次に舌の状態を確認し、いざ、お腹の切診となりました。

すると、ずっと強張りと痛みを感じていた胃の辺りを「硬い」と言われ、腸の辺りには「力が全くない」と言われました。

  • 胃の辺りの硬直は、肝臓に”怒り”が溜まっている状態。→「えぇぇ〜〜怒り???」というショック。
  • 腸の辺りの力が全く無い。自分軸が外れてしまっている状態。→「いや、そんなこと言われても。どうしたらいいの?」というダブルショック。
  • つまり、身体は相当ボロボロの状態で、気力だけで無理してなんとかがんばって来たけど、もう限界寸前だった、ということ。「よくがんばったね、辛かったでしょう?」→「ヤダ、やっぱり・・・そういうことだったんだ・・・でも初めて分かってもらえた(涙)」という、やっと答えにたどり着けたような安堵感。

ということでした。それを言われた瞬間、私の中で長年耐えていた思いが一気に溢れ出て来ました。

漢方カウンセリングで、まさかの心の奥に抱えていた問題が明らかになるとは???

驚いた顔の女性のイラスト
  • 18年前から苦しんできた心の葛藤にフタをして耐えて過ごしてきた悲しみが、怒りになってしまったんだ、というショック。
  • 葛藤でどうしようもなくなってしまった時に見てもらったヒーリングで、「グラウンディングが外れてしまっている(地に足が着いてない状態)」と言われたけど、どうすることも出来ないで過ごしてきたことを思い出し更にショック。
  • 身体が辛すぎて生きていくことが本気で辛い、と思ってしまう程の末期状態だったんじゃん。。。というトリプルショックが走りました。

もっと早く、樫出先生に出会えていたら・・・そんな安堵感と、ここまで苦しんで解決できなかった長い年月を思うと悔しさが溢れて来て、思わず、これまで封印していた苦しい胸の内を話し出していました。

何度も言いますが、今まで誰にも理解してもらえなかったことを、先生は理解を示してくれたのでした。すると、自然と涙が溢れ出て来てしまって。。

長年、「心も苦しいし、体も辛い」という私の悩みは、例え専門家に相談したとしても、友達や周りの人に少しでも打ち明けようとしても、家族以外には、何故か真剣に受け止めてもらえなかった。そんな積み重ねをしていく内に、「悩みは弱みと捕らえられてしまうのか?」という認識となり、人前では気丈に振る舞い、気を張って過ごしてきたのでした。そんな緊張の糸が一気に緩んだ感覚になったのです。

すると、胃の辺りの硬直とふくらはぎの張りが少し柔らかくなっていくのでした!!!

カウンセリングで何が起こったか?

樫出先生のカウンセリングによって、私が長年抱えていた体の不調・心の苦悩を、拒絶ではなく受け入れてもらえたことにより、一気に心と体の緊張がほぐれた。ということが起こったのでした。

それは、私にとって初めて、家族以外の人に、「自分の弱み」を打ち明けることができた。ということでもあったのです。

私の中で何が起きたかというと、

①今まで誰にも理解してもらえないという悩みを聞いてもらうことができて

②謎の体調不良の原因がどのように体に現れているのかを教えてもらうことができたことで

③自分の中で気付きが起こり

④感情の癒しが起こり

⑤身体が反応した。

ということが起きたのでした。

「病は氣から」という言葉通り、氣=心であり、苦しむ心の感情が内臓に反映し、体の機能が働きにくくなり、エネルギーが滞っていくと、異常事態になっていく。そのような状態が長く続くと本当に病気になってしまうのですね。

結局、生きていく自信を失いかける程の辛い体の不調は、解けない心の葛藤が作り上げていった。ということだった訳です。

漢方カウンセリング後の感覚

「バイタルフット ヒーリング」は、私の抱えていた問題をはじめて解決へ導いてくれるものでした。そして、私の憧れる漢方のイメージ以上のものでもありました。

「やっと出会えた、出会っちゃった!」そんな嬉しい感覚になり、カウンセリング後には、すっかり元気な人に変わっていることに自分でも驚いていました。

「この変化の波に乗りたい!」と思い、1ヶ月後にまた診てもらうことにしました。

漢方茶と温灸の処方

温灸器の写真
お茶の葉とガラスの急須

これからの毎日の過ごし方として

まず、漢方茶と温灸を処方してもらいました。

処方というと大袈裟に聞こえるのですが、夜にリラックスする時間を作り、その時に、漢方茶を飲みながら、温灸でまずは耳を温め自律神経を癒す。ということを勧められました。

体調不良になっているときは、エネルギー循環が悪いので身体が冷えてしまっている状態でもあるので、このお茶を飲むことで、身体が温まっていく効果もあるとのことでした。

できれば朝も同様の時間を持てればもっといいよね、とも。

双参(そうじん)

「双参(そうじん)」という漢方茶に近い漢方薬は、エゾウコギという主成分は、高麗人参、竹節人参、田七人参と同じウコギ科の植物で、疲労回復・強壮・体質強化・自律神経を整え神経の興奮を鎮静化したり・高低血圧の改善・糖尿・慢性気管支炎などに効果があり、また、胃腸の弱い方に特におすすめ、というものだそうです。

双参はこのような方にオススメ

慢性頭痛の悩み、眠れない眠った気がしない、朝起きた時に疲れている、疲れたのにぐっすり眠れない、イライラする、学校に行きたくない、毎日が不安と感じる、病気中・病気が治った・病気になりたくない、と感じている方。

温灸

「温灸」はその名の通り、お灸のことです。使い方は、温灸器にお灸をセットして、体の求める部位に当てます。耳にも当てることができ、自律神経に直接働きかけることができます。

その後1ヶ月の変化

毎晩、お風呂から上がると、間接照明にして音楽や映画を流してリラックスモードに浸る時間が習慣化されていきました。

そこで「双参(そうじん)」をゆっくり飲みながら、温灸を耳やおへそなどに当てて、普段触れることのできない体内の神経を温めいくと、なんとも言えない癒しを感じるのでした。

さらに、自然と瞑想状態になっていき、落ち着いた時間が自分を労っていくのを感じました。

体調面では、驚いたことに、頭痛が消えたのです!?肩こりもしなくなったのです!?生理前のホルモン異常も感じずに生理が来るのです!?もちろん吐き気がないので嘔吐もなくなりました!?

それまでの不調は一体なんだったろうか?というくらい、私の人生に体調不良が消えたのです!!!

これには、家族の方がもっと驚いていました。いつも寝込んでいる私の姿がなくなった訳ですからね、そりゃ驚きますよね(^_^)

感謝です!

漢方Kaonに辿り着くことができたことは、私の「本当は楽しく生きたい」という真剣な思い・願いが、宇宙に通じて叶えてくれた。それくらいの導きを感じています。

これまで散々遠回りをして来たけど、遠回りしたからこそ、心から求めていた改善方法をキャッチできたのかもしれません。

そして何よりも、漢方という入り口から、人の悩みを嫌な顔をせずに、じっくり聞いてくれる樫出先生がすごいのだと思いました。本当にありがとうございます。감사합니다! Gracias! Thanks a lot!!!

また、Youtubeで情報を提供してくれたRIKAKOさんにも感謝です。

そして、Youtubeを教えてくれた姉にも感謝です。ありがとう!

漢方Kaonの公式HPはこちら

漢方Kaonにて
樫出先生(左)と 漢方Kaonにて

その後、体調不良がすこぶる改善されていくと、次は感情面についての改善の道へ導かれて行くのでした・・・本当にタマネギの皮を一枚ずつ剥がして行くように、自分の内側へと近付いていく。そんな感じで・・・

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