エンパスの苦悩(体験談4)
私のエンパス体験談
エンパスである私は、自分のエンパス能力が開花されたことを知るまで、幾度となくエナジーバンパイアに遭遇し、自分自身のことが分からなくなるまでエネルギーを消耗していった。誰がエナジーバンパイアなのか、またその遭遇状況は実に様々なパターンがあった。「エンパス vs エナジーバンパイア」という私の体験の数々。長い間耐えることしかできなかったこの苦しい記憶をようやく語ってもよいという気持ちになった。苦しみを現すことで、日常の些細なことに見える出来事の中で自分を責めて苦しんでいる誰かの励ましになるかもしれない。と思ったし、何よりも、長い年月をかけて大きな塊になってしまった ”苦しみの感情という心のクサビ” をそろそろ手放してもいいと思える程、十分に学んだということかもしれない。
パターン1:美容師という仕事を通して遭遇したエナジーバンパイア達
パターン2:友達がエナジーバンパイアになる
パターン3:おとなしい子をエナジーバンパイアに育て上げてしまった
パターン4:エナジーバンパイアだらけの職場
パターン5:サポート型エナジーバンパイア
パターン 4
エナジーバンパイアだらけの職場
アメリカから帰国した途端に起こった心の混乱。それにより、使命だと思っていた美容師の仕事を続けることに苦しむことが起こり、平日にOLの仕事をし週末に美容師の仕事をする、という二足のわらじを履く生活が始まった。私の30代〜40代中旬までの人生は本当に波乱万丈だった。
美容師の仕事で体調不良になってしまうのだから、他の仕事で生活費を稼ぐしかない。また、将来アメリカ時代に働いたサロンのような Cafe&Salon を開いて、自分の居場所を作りたいとも考えていた。だから、経理や運営なども学んでおきたいと思い、人に直接触れないオフィスワークをすることを選んだ。
お店を開業するまでの我慢と思っていたので、証券会社、外資医薬会社、語学学校などで派遣社員として働いた。管理業務、営業事務、貿易事務、コーディネーターなど業務内容は違えど、1ヶ月でその職場に慣れ、3ヶ月で業務内容を把握し、半年でルーティンを覚える。その後は、既存の業務状況の問題点や改善点を見つけたら対処し、常に業務効率化を考えながら仕事をするスタンスだった。
働かせてもらえる事は有り難い事なのだが、本当に自分がやりたかった事は美容師の仕事。謎に体調不良にならなければ美容師として今頃どうしてただろうか?という気持ちが頭によぎってしまう。だからこそ、仕事での達成感を得たくて、スーパースピードで仕事を覚え、分からないという状態をクリアして充実感や満足感を事務の仕事に求めてしまうのだった。
その熱い仕事っぷりは、次第に頼りにされるようになり正社員のオファーをされることになるのだが、そのオファーが来ると、毎回退職を決断する自分がいた。「こんないい話なのになぜ?」と人々が不思議がる考えとは裏腹に、「それってこの会社に縛られるってことでしょ?社員になりたくて働いているわけじゃないんだよな。」と、社員以上に熱く仕事をしておきながら、縛られることを絶対に拒絶するのだ。
それは、私の中で行き場を失ってしまった情熱をどう消化したらよいのか分からなくなっていたのだろう。直接人に触れる美容師の仕事は理解不能なエネルギーの消耗が起こるために、楽しさを感じられなくなり警戒心が強まっていくし。だからと言って不本意ながら働かせてもらっている事務職では思い描いているような達成感を得られない。いつまで経っても自己一致ができず、やるせなさしか感じられない。できる事は、その状況に耐えること。耐えて混乱を整理していくこと。でも、耐えた所で心から納得する解決法は見つからず虚しさだけが増していく。そんな状態に陥ったエンパスのエネルギーは下がる一方で、答え探しにもがいていることをいいことに、低い波動のエネルギーにチューニングしていくのだった。
もしも事務職でも「ここだ!」という職場に出会っていたら、美容師の仕事でなくても達成感を感じられたら、この道で生きていくのもいいかもしれない、と気持ちを切り替えることはできたかもしれない。しかし絶対に「ここも違う」と思ってしまう所にぶち当たってしまう。
仕事をがんばっていたら道が開かれるってことは無いのか?私の何がいけないのだろう?派遣だから?社員になってもいいと思える職場に行き当たらない。どんなに探しても、美容関係に近い業種には絶対にたどり着かない。この嫌がらせのような時間をあとどのくらい経験しなければならないのだろうか?私の人生、どこからおかしくなってしまった?どう考えても日本に戻ってからだ。プライベートも崩壊した程の目に見えない力に、ここまで押されてしまった。この暗闇の中で私の思考はグルグルと更に彷徨い続けるのだった。
しかし、遂に!「もう終わりにする!」と二足のわらじを履いた生き方から抜け出す目覚めを起こしてくれた職場に行き着いた!その職場は、ほぼ全員エナジーバンパイア⁉︎ という妖怪の館だった。日常的に起こるホラー。
この職場に入社した当初は、これまでの働き方と同様に、仕事のストレスを軽減するためにとにかく業務を覚えまくった。すでにあらゆる職場であらゆる業種の仕事経験をして来たからか、ここの仕事の覚えは尋常でなく早かった。派遣の私がこんなにも早く覚えられる仕事なのに、なぜ社員達はグズグズして対応しないのか?そんな疑問を感じている時は、まさか全員がエナジーバンパイアだとは気付きもしなかった。
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