エンパスの苦悩(体験談6)
私のエンパス体験談
エンパスである私は、自分のエンパス能力が開花されたことを知るまで、幾度となくエナジーバンパイアに遭遇し、自分自身のことが分からなくなるまでエネルギーを消耗していった。誰がエナジーバンパイアなのか、またその遭遇状況は実に様々なパターンがあった。「エンパス vs エナジーバンパイア」という私の体験の数々。長い間耐えることしかできなかったこの苦しい記憶をようやく語ってもよいという気持ちになった。苦しみを現すことで、日常の些細なことに見える出来事の中で自分を責めて苦しんでいる誰かの励ましになるかもしれない。と思ったし、何よりも、長い年月をかけて大きな塊になってしまった ”苦しみの感情という心のクサビ” をそろそろ手放してもいいと思える程、十分に学んだということかもしれない。
パターン1:美容師という仕事を通して遭遇したエナジーバンパイア達
パターン2:友達がエナジーバンパイアになる
パターン3:おとなしい子をエナジーバンパイアに育て上げてしまった
パターン4:エナジーバンパイアだらけの職場
パターン5:サポート型エナジーバンパイア
パターン6:サイキックアタックの象徴としてエナジーバンパイアに変貌した身近な人達
パターン 6
サイキックアタックの象徴としてエナジーバンパイアに変貌した身近な人達
アメリカ生活を終えて日本へ戻ってからというもの、私の進む道の先々にはエナジーバンパイアへと変貌した人々が待ち構えて、私の行く手を阻んできた。サイキックアタックを受けていたから、と知る今だから、彼らはエナジーバンパイアの役割をさせられていたと理解できるけれど、何も知らなかった当時の私には、知り合いまでが私の心を傷付ける言葉を投げつけて来ることに非常に深く傷付きながら、それでも無邪気な子犬のように信じたい気持ちを優先させて人との関わりへ疑問を抱かないようにしていた。しかしエナジーバンパイアへと変貌した知人たちは、更にエスカレートして容赦なく私にジャブを食らわせ続け、やがて私はうつ病に陥る程にエネルギーを消耗してしまった。
エナジーバンパイアへと変貌した知人達は、アメリカで「自分らしい感覚」を手に入れて戻って来た私を「それは絶対に許さない」そんな勢いで私の気持ちが落ち込むように、酷く意地悪な態度や言葉を投げつけてくるのだった。彼らは私に敵意さえ抱いていたように感じたくらいだ。エナジーバンパイアのその勢いは、獲物を逃さないピラニアのように寄ってたかって私のエネルギーを喰い散らかしていった。
しかし、なぜ私がそこまでのターゲットにされたのか? 今だから分かることは、私がスターシードだったから。スターシードとして目醒めさせまいとするサイキックアタックが始まったのだ。私を昔から知る人々をエナジーバンパイア化させて、私の息の根を止めようと送り込んできた。スピリチュアルの世界を知らなければ理解できないかもしれないけれど、これが一番分かりやすい説明だ。
地上の人間的な説明をするならば、自由に生きようとする私に嫉妬心をむき出しに、嫌味や意地悪なことを言うことでストレスを発散してきた。要は、出る杭を許さず全身全霊で打ってきた、ということ。ここで改めて伝えたい事は、これは人間的視点での説明であって、エンパス能力が開花し始めたスターシードにとっては、「”出る杭は打たれる”経験をしました。」で終わりではないということ。その先にもサイキックアタックによる妨害は続き、自分のエネルギーを消耗しきった所に、出る杭を打ってきた人々のストレス感情がエンパスの私に入り込み、次第にどれが本当の自分か分からなくなるくらい他人の感情が同化された域に達し、常に悲しみや怒りなどのネガティブな感情に苦しみ続け、低い波動に同調した世界に閉じ込められていった。というオカルトがあるということ。(※オカルトとは:神秘的な、超自然的なこと。 また、そのような術や現象。)
アメリカの環境にハマった私は、美しい人々や美しい空間の中で美容を学ぶ間に、「美意識という波動の高さ」に触れ、高い波動の心地よさに目覚めはじめた。そして「個」を尊重する文化が「自分らしくある」ことを教えてくれた。
この「高い波動で自分らしくある」ことが許される環境に馴染めば馴染むに連れ、感性も研ぎ澄まされていった。美容師という仕事が、感性を表現することをより楽しませてくれた。そうしてエンパス能力が開花していった。ずっとその世界に居たかった。が、ビザの期限が来て帰国。自分でも気付かなかった能力の開花に防御が必要だとはもちろん知らず、日本でも無邪気な子犬のように無防備に「美意識」よりも低い波動に触れたことで、一気に上から下に引きずり降ろされた。そして、「自分が自分でない感覚」という暗闇に閉じ込められ、スターシードとしての「目覚め」とは真逆の「混乱」に彷徨うようになってしまった。しかも20年近くも。
美意識によって研ぎ澄まされていった感性が、突然のパラレルワールドへの移動により、人間の闇の感情に敏感になる感性へと変わってしまったのだった。
次ページ 「エナジーバンパイアへと変貌した人々」へつづく